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スリランカ/Sri Lanka rugby

スリランカ 用具提供

事業名称          スリランカ協会 練習用具寄付              

概   要         ・リユースコンタクトバッグ 5個を寄付  

日   程         20122

                                  

                     

                     


Project           Sri Lanka Rugby Football Union  Training Kits Donation                     

Summary           50 used contact bags were donated.

Date                    February 2012

 

スリランカ協会 コーチ養成事業派遣報告

スリランカ協会 指導者派遣

概  要    エデュケーター 有資格者を派遣し、当地の指導者養成を行うことを目的とする派遣要望として「IRBコーチエデュケーター」を条件とする。
対象国    スリランカ
日程案    平成24年5月20日(日) ~ 7月23日(月)
派遣予定者  小原 崇志 氏 普及競技力向上委員会 コーチ部門長(横河電機)


【活動スケジュール】

日程 活動予定  
5/22-23 Level 1 Course (Colombo) レベル1コーチ講習会
5/26-27 Carlton Super 7's 大会視察
5/28-29 Colombo School Team Coaching ラグビー指導
5/31-6/1 Level 1 Course(Colombo) レベル1コーチ講習会
6/2-6/3 Carlton Super 7's 大会視察
6/7-6/8 Level 1 Course (Kurunegala) レベル1コーチ講習会
6/8-6/9 Anuradhapura ラグビー指導
6/10 Rajarata Buffalos ラグビー指導
6/11 Coaching Club Teams ラグビー指導
6/13-15 Jaffna Coachingu ラグビー指導
6/16 Kayts Schools PTI's ラグビー指導
6/21 Coaching Club Teams(Colombo) ラグビー指導
6/22-23 Colombo School Team Gamu 試合観戦 ラグビー指導
6/25-27 Level 1 Course レベル1コーチ講習会
6/28 Uva School Team Coaching ラグビー指導
6/29-30 Level 1 Course (Uva) レベル1コーチ講習会
7/3 Colombo School Team Game 大会視察
7/5 Colombo School Team Coaching ラグビー指導
7/7 Colombo School Team Coaching ClubTeam Game ラグビー指導 試合観戦
7/10-11 Level 1 Course (Colombo) レベル1コーチ講習会
7/13-14 Coaching school Teams (Galle) ラグビー指導
7/17-18 Level 1 Course (Colombo) レベル1コーチ講習会

5月20日 活動報告

1320成田空港発のスリランカ航空便にてスリランカ(コロンボ)へ出発。

9時間のフライトの後、現地時間1930バンダラナイケ国際空港へ到着。

スリランカラグビー協会ディベロップメントコーチ、マーティス氏の出迎えを受け、車でコロンボ市内へ向かう。約1時間ほどでコロンボ市内へ到着。コロンボでの拠点となるコロンボスイミングクラブのゲストハウスで荷を解く。

いよいよ明日からスリランカでの活動が始まる。

5月21日 活動報告

スリランカラグビー協会会長のアサンガ氏のオフィスを表敬訪問し面談する。

地元紙のサンデータイムスの取材を受ける。アサンガ会長からは「このプログラムがスリランカのラグビー界発展に大きく寄与するものと期待しています」との言葉をいただく。

 

このプログラムに対する責任と使命の大きさを改めて感じた。その後、スリランカラグビー協会にて副会長のラシタ氏、エグゼクティブマネージャーのロハーン氏、そして現地での担当者であるマーティス氏でミーティングを行い明日からの活動スケジュールについて確認する。

 

とても多くの場所でセッションを開催する予定。また講習会だけでなくラグビーコーチングも行うとの事。盛りだくさんの内容だ。

ミーティングを終えマーティス氏の車で宿舎に帰る途中、彼の知り合いのクラブチームが練習をしているので見に行こうとの誘いを受ける。

 

見学だけと思いきやコーチしてほしいとの事。1時間半ほど指導することに。突然に予期せぬ事が起こる。これもスリランカなのだろう。初日からスリランカの洗礼を受ける。

5月22日~23日 活動報告

午前9時より市内中心部にあるコロンボスポーツセンターにて最初のコーチ講習会を行う。ここはスリランカ協会会長のアサンガ氏がオーナーのクラブでありスタンドの改修工事が行われていた。

市内のクラブ、カレッジのコーチ20名が参加。最初の講習で少し緊張した。

IRBLevel1のコーチングセッションであったがもう少しレベルを上げてほしいとのリクエストが入り、JRFUの新スタートコーチを急遽使用し講習を行った。

これは理解しやすいと好評であった。このような事が起こると予想し、いかなる要求にも対応できるよう準備して来て良かった。コーチの役割を再確認してもらいどのような選手を養成するかをディスカッションした。

 

2日目も同様に9時からスタートする予定であったが案の定、参加者が少ない。

マーティス氏が「開始時間を遅らせるから大丈夫」と言う。彼らの時間の感覚は日本人とは違う。この点はこれから苦労させられそうだ。

 

30分遅れで開始。IRB憲章から攻撃と防御の原則について学習。それに基づいた攻撃と防御の練習計画の作成。コーチング(実技)指導を行う。

練習ドリルはよく知っているがプレーヤーのミスを修正することやキーファクターの明示がない。

 

ここが大事なのだとこの点を強調して指導した。学ぶ姿勢は真摯でありこういった講習や指導を評価してもらう機会が増えればさらに上達すると感じた。

5月25~27日 活動報告

コロンボからキャンディーに移動。車で約4時間の移動時間。

キャンディーはシンハラ王朝最後の都であり仏陀の犬歯が収められているという仏歯寺などがありユネスコ世界遺産にも認定された都市である。

 

高地にありコロンボに比べ涼しく感じられ緑豊かな古都の趣がある。

2627日の両日カールストン7sが開催される。この7人制大会を視察する。

カールストン7sは7人制の国内大会で今年からレギュレーションが変わり12人の選手登録のうち外国人選手が4名含まれる。試合メンバーはスリランカ人選手が必ず4人以上出場していなければならず外国人選手は3名以下となっていた。

外国人選手はNZJDホブズ選手をはじめNZAUSFijiSamoaEngなど強豪国の有名選手が招聘されていた。これらの選手と一緒に戦うスリランカの選手達は大いにレベルアップが図られるだろう。

 

日本からレフリーで原田隆氏が招聘され2日間で多くの笛を吹いていた。

リオデジャネイロ五輪から7人制ラグビーが正式種目として採用される。日本協会でもどのような取り組み方で強化しオリンピック出場につなげるかが今後の課題であろう。スリランカの取り組みには興味をひかれた。

5月28日~29日 活動報告

コロンボ市内のカレッッジチームを指導。

カレッジとは日本でいえば小学校から高等学校までの一貫教育を行う教育機関ということになる。スリランカは発展途上国では珍しい公立校教育費無償の国である。28日はDSSカレッジ。スリランカ初代首相ドン・ステファン・セーナーナーヤカの名を取った名門カレッジである。

ここでは小学生、中学生、高校生と3部練習を行いそれぞれのレベルにあった練習ドリルを紹介し、コーチには練習のキーファクターを伝えた。

 

29日はザヒラカレッジ。ここはイスラム教徒のカレッジ。校内に立派なモスクが建立されていたのが印象的であった。ここではU19の生徒を対象に技術指導。

興味深く、熱心に私の話を聞き練習に励んでくれた。スリランカには珍しく体の大きい子が多くいた。

5月31日~6月1日 活動報告

コロンボ郊外にある陸軍の施設にてコロンボでの2回目のコーチ講習会。

軍人を中心に女性指導者も含め35名の参加者がありマネージメントに苦慮した。

しかし、元スリランカ代表選手、女子は現役のスリランカ代表選手が含まれておりレベルの高いコーチ陣がそろっていた。

早稲田OB2009年までスリランカでラグビー指導をしていた岡田哲太氏の友人という方もいた。

 

座学での課題もスムーズに運びグループディスカッションも大いに盛り上がっていた。ただ人数が多く実技講習では多くの時間を割いて集中力を欠く場面も見られた。やはりここでもプレーのキーファクター、プレーの修正が課題として挙げられた。ここの理解が大切と説明した。

6月2日~3日 活動報告

キャンディーで行われたカールストン7sのコロンボシリーズが開幕した。

両日この大会を視察。私自身7sの理解を図るための学習の機会を得た。

 

この大会には日本から平林泰三氏と藤内有己氏がレフリーとして招聘され平林氏はファイナルのレフリーとして活躍されていた。

キャンディーの大会以上に

観客も多く選手のパフォーマンスも高かったように感じた。特に地元スリランカの選手はだいぶ外国人選手に触発され好プレーを見せていた。

6月5日 活動報告

島の中央から北部へかけての巡回コーチ講習会がスタートした。

クルネーガラ、アヌラーダブラ、ジャフナへ向けてコロンボから出発した。

コロンボから少し体がだるく体調が思わしくない。そもそも出発は12時と言われていて用意万端、迎えを待っていたのだが予定時間から1時間たっても何の音沙汰もなく、さらに1時間待ってやっとマーティス氏が迎えに来た。

沢山の言い訳をしていたがこれがスリランカタイムなのだろう。クルネーガラに着くまで、さらに6時間を要し現地に着いたのは19時頃。クルネーガラ協会の会長が経営するレストランで軽食を取り宿へ。これがまた二転三転変わる。

私に快適な部屋を用意してやろうという意図だと思うが「ここはダメ」「あそこはダメ」と結局、会長のセカンドハウスのバンガローに宿泊することに。

ここにはすでにパキスタンのアーミー2名が滞在していた。聞けば明日からの講習会に参加するとの事。

挨拶もそこそこにベッドへ。体調が悪いうえに悪路での移動で車酔いしたようだ。すぐに就寝し明日に備える。

夕食のお呼びがかかったが遠慮させて頂いた。申し訳なかったがとにかく休むこととして薬を飲み就寝。

6月6日~7日 活動報告

市内のマリアデールカレッジにてIRBLevel1セッションを行う。

校庭からはクルネーガラロックを望みその頂には巨大な白亜の仏陀像が町を見守っていた。ここはシンハラ王朝の首都が48年あった都市でもある。

 

コロンボでの講習と同様にJRFU新スタートコーチを併用し講習会を実施。

パキスタンから参加の2名はどの参加者よりも熱心に受講。コーチングプランの作成、コーチング実技などに興味を持ってもらった。どう評価するのかコーチの視点についての質問も受ける。充実した2日間であった。

 

しかし、この2日間体調は思わしくなく発熱も伴う。マーティス氏が心配して「病院へ行こうか」と言ってくれたが固辞。日本から持参の熱さまし、胃腸薬、下痢止めで何とかしのぐ。

 

講習会終了と同時にさらに北にあるアヌラーダブラへ移動。

2時間の移動で7日の19時に到着。陸軍の宿舎に投宿。

アヌラーダブラはスリランカ最古の都の地であり多くの仏教寺院がありユネスコ世界遺産に指定されている都市である。

 

 

6月8日~11日 活動報告

パビリオンセントラルカレッジにて普及指導講習会を実施。

ここでは地元のカレッジの学生、アミーアカデミー、PTI(フィジカルトレーニングインストラクター)を対象に日本での講習会のように実技指導を実施、スキルの向上を図った。また、座学ではラグビーの基本的な理論をゲームのDVDを見ながら講義を行った。

これはマーティス氏が主導し私がアシスタントという形で実施した。この地域ではカレッジも少なくラグビーもあまり盛んでないのでコーチ養成よりラグビーの普及に重点を置いた。

これはこの国の実情に沿ったものであった。特にPTIへの指導は今後この地でラグビーを普及させるにはとても重要な事と思った。なぜなら彼ら、彼女らは地域のスポーツ指導者でありラグビーボールを持って指導に当たればラグビーに興味を持ってくれる人々も増えると思うからだ。スリランカのラグビー事情を垣間見た感じがする。

6月12日 活動報告

ジャフナに移動。今回、最も注意しなければならない地区だ。

スリランカは2009年内戦が終結し、今は一見平穏が保たれているがジャフナ、そしてこの都市への入り口に当たるキリノッチはLTTE(タミール・イーラム解放の虎)の拠点があった地区で激しい戦いが行われていた場所である。

ジャフナに入る前には私だけパスポートコントロールを受け少し緊張した。

 

マーティス氏の知人の方が軍の高官で駐在しておりLTTEの本拠後を見学させていただいたが内戦の傷跡はいたるところに存在していた。

この地でもコーチ講習会ではなく普及指導講習会を実施しラグビーの普及活動を行った。

6月13日 活動報告

セント・ジョーンズカレッジにて小学生を対象に指導。午前中から30度を超す炎天下の中地元のPTIと一緒にラグビー指導を行った。

小学生は疲れ知らずで、暑さをもろともせずグランドを走り回っていた。彼らのキラキラした笑顔は疲れた体を癒してくれた。

6月15日 活動報告

ドリファテヌスタジアムにて地元U19の選手、ア-ミー所属選手で技術指導講習会を実施。

インディビジュアルスキルからタグラグビー、タッチラグビーとラグビーのスキル向上に努めた。グランドをアーミーに囲まれた講習。終了後にはアーミーの将校から記念品をいただき参加者は感激していた。

6月16日 活動報告

セイロン島北端のカイツ島にあるセント・アントニウスカレッジを訪問。

生徒たちとラグビーを楽しんだ。ここでは初めてラグビーボールを手にする子もいてDVDでラグビーゲームを鑑賞しラグビーを理解してもらい、タッチラグビー、タグラグビーでラグビーボールに触れること、ボールを持って走る楽しさを感じてもらった。

私がこの地を訪れた初めての日本人ということで子供たちから握手攻めにあったり、体を触られたりアイドル並みの人気だったが私でよかったのかはなはだ不安に思う。まさしく貴重な体験をさせていただいた。

6月21日~23日 活動報告

コロンボ市内のチームを指導。

21日、初めてコロンボで指導したポリスクラブで再び指導。

モール・ラックの形成からの連続攻撃。インサイドアウトのDFシステムなど2時間指導。コーチがビデオを撮っていたので今後活用するのだろう。

22日はエグゼクティブマネージャーのロハーン氏の母校、ベン・カレッジで中高生を対象に指導。ベーシックスキルを中心にここでも2時間の指導。

ここのコーチはコロンボでの最初の講習会にも参加していて私の練習の意味を良く理解してくれていた。

23日はコロンボ市内で最も人気のあるカレッジリーグ戦。セント・ジョーンズ対イシパタナを観戦。実力が拮抗していて面白い試合。しかし、内容は個人に頼りチームとしてあまり機能していないように感じた。全国大会1回戦レベルかと思う。観客は熱心で熱い声援を送っていた。

6月25日~7月1日 活動報告

バンドーゥラからウーバの中央高地地区への巡回講習へ向かう。

25日コロンボから車で3時間バンドーゥラへ。ここは宝石の産地として有名。

古くからイギリス人が入植し宝石のプランテーションを行っていた。そしてラグビークラブも作られ今回この地での講習会会場のキャリンバレークラブは1884年創部という伝統あるクラブであった。日本の慶応大学でラグビーが行われたのが1899年。なんと日本に伝わる15年も前に創部されていたのである。

しかしイギリス人が戦後去り次第にクラブも衰退してきているとの事であった。


25日~27日 IRBLevel1コーチングセッション。だいぶマーティス氏との息も合ってきてスムーズに講習会が運ばれるようになってきた。ここでもコーチの役割、攻撃と防御の原則、コーチングプランニング、コーチング実技を講義した。女性指導者も含め25名の受講者は熱心に受講していた。今回はコーチング実技を3回実施しコーチング技術を学んでもらった。やればやるほど上達が顕著に見られ「経験だな」と強く感じた。コーチングの意図を理解しキーファクターを明示しプレーを修正する。これが今回は各コーチとも良くでき出来たと思う。27日の夕方、今回2つ目の講習会場バンダーラウェアに到着。

ここは標高1200Mの丘陵地帯で世界3大銘茶(紅茶)のひとつウーバ(UVA)ティーの産地としても名高い所。日本の菅平に似た気候と風景が広がっていた。

ここでの宿舎はそのお茶畑の中にあるマネージャーバンガローという管理者の宿泊施設。高地にあり夜は涼しく快適な睡眠がとれた。


28日は地元のセント・ジョセフカレッジの全校ラグビー教室に参加。約200人の生徒とともに汗を流した。私はU12(小学生)を担当。多くの女の子もいて男子生徒に負けじと走ったりボールを蹴ったりと楽しんでいた。

終了後には全校生徒の前で挨拶。マーティス氏から指導を受けていたシンハラ語でショートスピーチ。生徒代表にラグビーボールをプレゼントした。


2930日(金、土)はコーチ講習会。20名の受講者で実施。

コーチ経験が少ない人が多く心配したが前回と同様にコーチング実技の時間を多くとったことにより2日目は見事なコーチングを披露し成長を感じさせる受講者もいた。知識不足、経験不足なだけで、講習会で学び経験し自分の所属するチームでまた経験を積めば良いコーチになれると確信した。

このようなコーチ講習会を今後も継続していくことが大事であるとマーティス氏にお話し、継続的な指導をお願いした。またこの地には日本からバレーボール、バトミントンのコーチが来て指導した事があるとのこと。28日に担当した小学生も日本語で挨拶する子がいたので尋ねると「日本人の先生がいた」と答えた。地元協会関係者からは「日本人指導者はこの地に多く来ている。ラグビーコーチも派遣してほしい」との要請を受けた。住居、食事は保証するといわれたが希望する方がいるか日本に帰って検討したい。翌日、宿泊先の製茶工場を見学。UVAティーをお土産として購入した。コロンボへ7時間かけて移動。IRBアジア担当のジャラッド氏がスリランカに来ていたので夕食を共にする。

6月25日~7月1日 活動報告

6月25日~7月1日 活動報告

7月3日、5日、7日 活動報告

3日コロンボ市内のカレッジチームU10,U12の大会見学。

U10はタグラグビー、U12は身にラグビーを実施。親の方が盛り上がりスタンドで親同士の小競り合いもあった。選手は全員裸足。おもいっきり芝生のグランドを走り回っていた。コロンボで最初に指導したDSSカレッジの子供たちが私を見つけ走り寄ってきた。準優勝との事。みんなで記念写真を撮る。コーチからも感謝された。

5日コロンボ市内でカレッジチームの指導。マーティス氏の母校イシパタナカレッジのU19を指導。BKのチームということで速いテンポでボールを展開する良いチームであった。スクラム、ラインアウトを指導。座学でゲームの構造を講義。視線が痛いほど来ていると感じる。よく話を聞いて理解してくれた。

7日午前中コロンボ市内の複数チームが集まり合同練習。

U12,U16,U19,女子の4チームに分かれて練習。それぞれのコーチがついて指導していた。私は巡回して各コーチからアドバイスを求められればそれに応えてコーチングを行った。やはりここでもミスを流して注意を与えず、ただ叱るだけであったので、何故ミスをしたのか、原因は何かを考えるよう指摘しそこを指導するようお話し理解してもらった。

午後はクラブチームのリーグ戦。日本のトップリーグに相当するリーグ戦である。Dv1のゲームであったが個々の能力に頼る試合でありチームとしてのストラクチャーが見えてこない。やはりコーチングの問題ではないかとマーティス氏に伝えた。スリランカのトップチーチコーチもコーチングを学ぶべきだと思う。

7月10日~11日 活動報告

コロンボ市内から郊外へ車で1時間ほどにあるアウマットマラーナへ。

ここにはスリランカ空軍基地がある。この施設内でコーチ講習会を実施する。

空軍関係者と周辺地区のクラブ指導者30名の受講者が参加してくれた。この地区はラグビーが盛んで指導者の皆さんもラグビーはよく理解されている。しかし、コーチングについては知っていることをどう伝え、プレーをどう改善するかが課題。講習内容について興味深く熱心に聴いていただいた。

7月13日~14日 活動報告

スリランカ南部最大の都市、ゴールへ移動。コロンボから120㎞ほどにあり日本、中国からの支援により高速道路が建設され2時間弱で到着した。

この地区(サウスプロビデンス)の会長であるアッセー・サラッド氏を彼が副校長を務めるセント・アローシアスカレッジに訪ねる。この地区のラグビーの歴史、活動、現状など説明を受ける。スリランカ協会へ要望もあるらしくマーティス氏へその要求を伝えていた。この都市はゴール要塞が世界遺産に登録されポルトガル、オランダ、イギリスへと統治が変遷したスリランカの歴史そのものを伝えている。また、この地区でお会いした方々からスマトラ沖の津波によって2004年に大きな被害を被った時、日本から援助をいただいたことに感謝の言葉をいただき、昨年の日本で起こった被災(地震、津波、原発事故)についてお見舞いの言葉もいただいた。

今回、コーチ講習会は実施せず地元のセント・アローシアスカレッジとリッチマンカレッジの2校に対し技術指導を行った。ポテンシャルの高い選手が多く見受けられたがマーティス氏から聞けばスリランカのU19代表候補の選手が3名いるとか。彼はそれらの選手にいろいろアドバイスを送っていた。

7月16日~18日 活動報告

スリランカでの最後の講習会を実施。警察、海軍関係者が受講した。

カールトン7sが開催されたポリスパークを会場としてIRBLevel1コースを行った。プレー経験者の受講者が多く、講習内容の理解も早く講習会も7回目でスムーズに進行することができた。

17日の夜はスリランカラグビー協会主催で送別会を開催していただきラシタ副会長から感謝のお言葉とアワードプレートをいただき感激した。

2カ月の活動も終了かと思うと感慨深く込み上げてくるものがあった。

スリランカ協会の皆様に日本の歌を披露してくれと言われたので定番の「上を向いて歩こう」を熱唱、感謝の意を伝えた。

18日講習会終了とともにコロンボスイミングクラブに戻り帰国準備。

ここのスタッフの皆さんにも大変お世話になった。一人ひとりに挨拶をする。

夕食後、マーティス氏の車で空港へ。名残惜しく彼とのハグでは不覚にも涙が。

2330発成田行きのスリランカ航空便にて帰国の途に就いた。

7月19日 活動報告

1150 無事、成田空港到着。日本協会安井さんの出迎えを受ける。

2カ月の活動が終了した。関係者の皆様、ありがとうございました。

スリランカコーチ養成活動総括

今回のスリランカでのコーチ養成活動に対し多大なご尽力を賜りましたスリランカラグビー協会、日本ラグビー協会関係者の皆様に対し深く感謝申し上げます。またこの活動に係り多くの支援をいただきました皆様にも改めて感謝申し上げます。語学力に不安を抱えながら度胸と使命感でスリランカに渡った、私ですが現地の皆様、日本協会職員の皆様のサポートにより何とか役目を果たせたかなと思い、安堵しております。

 

当初IRBLevel1RR(ラグビーレディー)の講習会という事でしたが、このコーチ講習会にとどまらず、地域のスポーツ指導者をラグビーコーチとして活用する活動や各地のクラブ、カレッジでの技術指導などその活動は多岐にわたる内容となりました。スリランカのラグビー事情により私を活用する意図もあったと思いますが、私としてもスリランカのラグビーを理解する上で興味深い活動内容となりました。そして多く地域に赴き、多くのの方々と交流し親交を深めることができました。これは今後の私の大きな財産となりました。

 

スリランカのラグビーの歴史は古く日本よりも早く伝えられプレーされていたという事は巡回した各地で感じられました。ラグビーの土壌はしっかりと根づいていました。講習会に参加した指導者はいずれも熱心で真摯な態度で私の講習内容に聴きいってくれました。このような講習会を今後も継続していけば間違いなく良いコーチは育つと実感しました。現地の指導者はこのような機会に飢えていることを感じました。多くのことを学びたい、知りたいと思っています。マーティス氏にはこの活動の継続性が大切な事を伝えましたし、彼はもちろん理解していたと思います。またこの件に関しては引き続き日本協会のサポートも要望されました。日本の若い指導者を派遣できないかという事です。

大きな宿題を課されました。

 

言葉、食生活、生活習慣等いろいろ苦労はありましたが何とか乗り越え今回の目的であるスリランカでのコーチ養成、今後の日本とスリランカの強い友好関係と交流についてはその目的を果たすことができたのではないかと自負しています。前途したように技術指導のコーチだけでなくストレングス&コンディショニングコーチ、トレーナー、レフリーの派遣要請も希望されていました。現地指導者に限らずスリランカラグビー協会も様々な支援を求めています。

費用等様々な課題を克服する工夫、努力で今後もスリランカラグビー協会との絆をより強固なものにしていきたいと強く感じた次第です。私は今後も協力を惜しまずこの活動が継続すべく尽力していきたいと思います。

最後に、このような活動に参加させていただいたことに改めて感謝申し上げ総括とさせていただきます。

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